昨年の函館記念雪辱を果たし、待望の重賞初制覇を飾れるか？！勝利は射程圏内“グランディア”に注目！

レースの構図：2025年函館記念は6月29日に函館競馬場芝2000mで開催される第61回の伝統的なハンデ重賞レース。

今年から夏季競馬を盛り上げるため設けられたサマー2000シリーズの第1戦となった。

今回の出走予定馬は実力接近のメンバー構成となっており、阪神大賞典2着のマコトヴェリーキーや重賞2勝のアルナシーム、青森産馬のハヤテノフクノスケなど多彩な顔ぶれが揃っている。

函館の小回りコースとハンデ戦という特殊性により、どの馬にもチャンスがある大混戦ムードが漂っている。

注目馬：グランディア(セ6歳)

～昨年の函館記念2着馬で、今年は6歳を迎えてリベンジを狙う本命候補～

● 三浦皇成騎手との息の合ったコンビで、昨年2着と好走した経験が大きな武器。

近3走は4着、7着、5着と着順こそもどかしい結果だが、勝ち馬からの着差はいずれも少差となっている。

近走は流れに乗れていない感もありますが、函館の舞台に戻ってくることで本来の力を発揮できると期待される。

松永助手は「展開や枠順に左右された結果で決して力負けではないと思っています。力はありますし、今回も雰囲気良く順調ですから」と巻き返しに自信をにじませる。

展開予想：スローペースからの瞬発力勝負よりも、ある程度のペースで進んだ中での持続力が問われるレース。

過去10年の函館記念で勝ち馬8頭、2～3着馬11頭が逃げもしくは先行馬となっており、ある程度前で競馬ができる馬が有利な傾向にある。

前走の4コーナー通過順位5番手から9番手でレースを進めた馬が好成績を収めている。

グランディアについては、昨年2着時にアウスヴァールの作った平均ラップを中団インから進み、4角での進路取りもスムーズだったことから、今回も中団から進んで直線で一気に伸びるパターンが想定される。

■ 1週前追い切り評価（5月28日）

栗東CW 長　6F　80.1-36.3-11.2　(一杯)

評価：A（非常に良い）

調整は非常に順調。現地でサッと流す程度で十分なほど仕上がり。

なお、各馬の仕上がり状態は勝敗を分ける重要な要素となる。最終追い切り診断にも注目していただきたい。